歯触りと歯ごたえ
2019.06.16
こんにちは、神部歯科医院の風見です。
梅雨も明けて、大好きな海を楽しめる季節♡🍉
夏のイベント事は好きですが…
暑すぎる日が続くと、食欲がどうしても無くなってしまうので
ツルンっとしたゼリーや麺類を食べる事が増えました。
今回は、歯触りや歯ごたえという感覚はどこで感じ取っているかを調べてみました🐻
歯ざわりとか歯ごたえという感覚は、歯の感覚と、咀嚼筋(かむための筋肉)の感覚から成り立っていると考えられています。
この場合の歯の感覚とは、むし歯になったときに痛く感じる感覚とはまた別のものです。
歯の感覚は、歯の表面のエナメル質で感じるのではなく
歯の根の周りをおおっている歯根膜の、圧力を感じるセンサーで感じます。
咀嚼筋の感覚とは、顎を動かす筋肉の中にあるセンサー(筋紡錘)が感じる感覚のことです。
筋肉の感覚はたいへん敏感です。例えば階段を上っていて、高さの不ぞろいなところがあれば
目でみてもわかりにくいわずかな段差でも、すぐに歩く感じでわかりますね🐾
それは足の筋肉の感覚が働いたからなのです。
うどんが歯に当たったことは、歯根膜のセンサーが知覚し、そのときの咀嚼筋にかかる力を筋肉のセンサーで知覚します。
それらの情報が大脳のコンピューターで総合的に判断されて、うどんのコシがわかると考えられています。
歯触りや歯ごたえを感じるだけでも
沢山の筋肉や脳を使うんですね👀
少し意識して食べてみようと思いました★